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環境への取り組み


基本理念

ダイワ光芸はCSRの一環として、環境問題に積極的に取り組みを行っています。
企業活動を行う上で生じる環境負荷を最小減に抑える為、クライアント・消費者・各種協力先との連携により、環境負荷の少ない商品・サービスの提供を心がけます。
また、地球環境に優しい社会の実現をめざし、地球環境の保全に努めます。

再生紙への取り組み
日本の近年の古紙回収率
年   数 回収率 利用率
1999年 55.7% 56.1%
2000年 57.7% 57.0%
2001年 61.5% 58.0%
2002年 65.4% 59.6%
2003年 66.1% 60.2%
2004年 68.5% 60.4%
2005年 71.1% 60.3%
2006年 72.4% 60.6%
2007年 74.5% 61.4%
2008年 75.1% 61.8%
財団法人  再生促進センター

現在、日本の古紙回収率は右の表の通り、ここ10年近く上昇を続けております。75.1%(2008年現在)と、韓国に次いで世界第二位の高い古紙回収率を誇っています。回収率だけでなく、日本の古紙回収に関しては他の国よりも分別回収が進んでおり、古紙に関しては業界団体の取り決めにより25種類の分別回収(http://www.prpc.or.jp/statistics/koshibunnrui2.pdf)を行う事で、再生時に有用な資源として活用をする事が出来、中国などの発展途上国での古紙需要の増大に合わせ、2000年頃より日本の古紙は輸出額が増えてきております。今後も限りある資源を有効に利用する為に、私たちは印刷物受注を行う際にはバージンパルプを使用した普通紙以外にも、再生紙の利用をクライアント様へご提供してまいります。
昨今の再生比率偽装の影響で再生紙の利用は控える傾向もありますが、偽装発覚後の技術向上のさらなる技術発達により再生紙供給は徐々に戻ってきております。「Rマーク」の使用は控えられていますが、近年の環境意識の高まりにより、再生紙をご指定頂くクライアント様も増加しております。ダイワ光芸ではそんな環境意識の高いクライアント様を今後も大切にし、資源の消費だけでなく、有効活用を考えていくものであります。

FSCへの取り組み

印刷業界という紙資源を大量に使用する業界の一員として、ダイワ光芸では、管理・認証された森林より生まれたDFSC認証養親の使用をお客様にご提案しております。FSC認証紙を使用することで、発展途上国での乱伐や違法伐採等を防ぎ、地球観環境の保全に努める事が出来ます。

COC(Chain of Custody)の流れ

Q:
FSC認証制度とは何ですか
A:
FSC認証制度とはForest Stewardship Council(FSC/森林管理協議会)という独立した機関で、1993年10月にカナダに設立されたNGOです。現在、普及し始めている国際認証制度の一つです。
Q:
再生紙とFSC認証用紙はどうちがうの?
A:
再生紙はその名の通り、市場に流通している古紙を回収・脱墨・抄造することで再生している紙を指します。FSC認証用紙とは計画的に植林・管理された認証森林より出荷された木材チップを基に製造されたバージンパルプを使用し、承認・認証を受けた製紙メーカー・及び取扱業者・印刷会社などのみが使用出来ます。
Q:
FSC認証用紙の使用がなぜ、環境保全に繋がるの?
A:
近年、発展途上国などでは不法伐採が横行しています。現在、我が国は世界の産業用丸太輸入量の7%もの量を輸入し、世界第三位(2007年現在)の紙・板紙生産量を誇ります。日本の国内の紙全てがFSC認証用紙へ切り替わった場合には地球環境に与える恩恵は計り知れず、無計画な乱伐や違法伐採を防ぐことが出来ます。
産業用丸太輸入量
平成20年林業白書より(http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/20hakusho/index.html

Q:

FSC認証用紙を使用するに当たって製品単価がUPしたり、追加でロゴの使用料などを求められませんか。
A:
ダイワ光芸ではFSC認証用紙をご利用頂くお客様に対しては、標準用紙と同じ価格にて提供しております。その為、現状の印刷物をFSC認証用紙の印刷物に変更頂く際などに、コスト増になることはございません。また、FSC認証審査に関してもダイワ光芸が全て負担しておりますので、クライアント様にその分をご請求する事はございません。
Q:
FSC認証用紙を使用する際の制約はありますか?
A:
FSC認証用紙は適正に計画・管理された森林木材から、製品に至る全ての工程(生産・流通・製造・管理)に於いて、FSC(CoC)認証を受ける必要があります。その為、CoC認証のない印刷会社で印刷・加工を行った場合などはFSC認証の対象外となります。また、ロゴマークの使用に関してはFSC認証機関より事前の許諾を必要となります。事前に担当営業までお申し付けください。
植物油インキへの取り組み

印刷に使用するインキには様々な用途に合わせた種類のインキが存在します。
それらの多くは石油系溶剤を含むインキは大気汚染の一つとなるVOC(発揮性有機化合物)が多く含まれ、印刷時の環境への負荷が大きく問題でした。そこで、ダイワ光芸では印刷で使用する全てのインキを植物油インキ対応に切り替えを行いました。

植物油インキとは


今日、環境対応型平版インキとして知られているのは、大豆油インキやノンVOCインキ、UVインキ等があります。昨今の地球温暖化に伴う異常気象等の影響で各地の穀物凶作の発生や、化石燃料の代替としてバイオ燃料の需要が拡大し、大豆をはじめとした穀物価格が大きく変動していることも事実です。このような状況下で、食料である大豆を原料とする大豆油に限定して、環境対応型インキの原料とすることは望ましいこととはいえず、一般的に非食用とされる他の植物油にも使用を拡大することが重要と考えています。このような背景のもとに、大豆油インキを包含した植物油インキを制定しました。
  • 植物油とは
    再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油。
  • 植物油インキとは
    インキ中に含有する植物油、または植物油を原料としたエステル※との合計が、含有基準量以上のインキ。
    ※植物油アルキッドについては、油長(植物油成分含有量)とする。

植物油インキマーク 印刷インキ工業連合会(http://www.ink-jpima.org/)

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